全員で挑戦し学びあう「教育→実践→評価」を仕組み化し、組織を強くする/ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社《後編》

社内のノウハウ強化も顧客満足強化も本質的な方法論は同じ

このように、同社では、「教える・学ぶ」→「実践」→「実感」→「磨く」→「教える・学ぶ」…という、社内のノウハウ強化のループが常にフル回転している。このループこそが社員の働きがいを醸成する仕掛けになっており、人材育成の肝にもなっている。

もう一つのポイントは、このループが同社のサービスにも通じていることだ。同社の顧客満足強化のループは「ノウハウをオープン」→「喜ばれる」→「(顧客が)ファンになる」→「磨く」→「ノウハウをオープン」…というかたちで示すことができる。「実感」=「ファンになる」というフェーズが意味するのは、人の感情に働きかけることの重要性だ。方法論の追求においても、人材育成においても、顧客サービスにおいても、「人を動かす」ための仕組みは基本的に同じなのである。

「現在は一連の取り組みが成果につながっている」と話す影山氏。しかし、ここに至るまでには、会社として紆余曲折もあったという。

「日本法人設立後、一時は100人ほどの組織に成長したのですが、ITバブルの崩壊による売上げ減、ソフトウェア会社による買収があり、同時期に中途採用したコンサルタントが増えて社内のカルチャーも崩壊しかかったことで、社員数は30人程度にまで減ってしまったんです。このままではダメだということで、2006年、残ったメンバーで“ケンブリッジ2.0キックオフ”と銘打って徹底的に議論をしました」

月2日のトレーニング日など、現在も続いている制度やルールにはこの議論から生まれたものも多いという。ケンブリッジ2.0キックオフをきっかけに当時の親会社からコンサルタントメンバーだけでスピンアウトし、日本ユニシスの子会社となって再出発。その後は人とカルチャーを大事にする風土を徹底して守っている。

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