全員で挑戦し学びあう「教育→実践→評価」を仕組み化し、組織を強くする/ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社《後編》

カルチャーの共有が主体的に動く社員を育て、組織を成長させる

ただし、「ケンブリッジ2.0キックオフは一つの象徴に過ぎません」と影山氏。当時も、残ったメンバーは苦境にありながら、親会社からの「自社製品を売るように」というプレッシャーに抵抗し、ケンブリッジの良さを貫こうとしていた。つまり、創業当初からのケンブリッジ独自のカルチャーは、崩壊しかかったように見えながら、実はメンバーのハートの中に脈々と生き続けていたのだ。

「『お客様にとって正しいことをする』などの米国本社が掲げたケンブリッジのカルチャーは、日本法人ではより純粋なかたちの結晶になりました。このカルチャーに共鳴したメンバーが集まっていたからこそ、2006年当時もケンブリッジのビジネスとブランドを守っていこうという気持ちが生まれたのだと思っています」

ケンブリッジ2.0キックオフでは、このカルチャーをベースに、現在の同社を象徴する新たなマネジメント方針も生まれた。影山氏はそれをシンプルに「社員>お客様≫株主」と表現する。

「この会社は社員のためにある。社員のために、社員が良い仕事ができる会社を作ることが、結果としてお客様に良いサービスを提供することにつながり、それが結果として株主に還元されるのだという信念を私たちは持っているんです」

企業経営は、ときに時代の荒波にさらされることもあれば、ときに強烈な逆風が吹くこともある。そんなときにも力になるのは、守るべき“カルチャー”であり、それを受け継ぎ、体現する“人”なのだ。ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズの強さはまさにそこにあるといえるだろう。

構成/伊藤敬太郎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です