テレワーク時代に求められる上司力とは? 〜コロナ禍で一変するマネジメント〜《第2回》

管理職から支援職へ。「支援型マネジメント」5つのステップ

テレワークが広がるこれから、上司は「管理」職から「支援」職へ自己変革すべきです。「部下を育て活かす上司力」という定義で、研修やコンサルティング、講演・執筆活動を通じて、10年以上、私はこのマネジメント変革の重要性を訴えてきましたが、テレワークの広がりで待ったなしになったと考えています。では、テレワーク時代の上司力-支援型マネジメントの具体的な手法について解説していきましょう。

まず心すべきは、部下の仕事振りが見えにくくなったからといって、逐一報告を求めたり、ITツールで部下を常時監視しようとする発想は捨てることです。上司の本来の役割は、部下に指示命令をして従わせることではなく、部下の自律的に働ける環境を整え、一人ひとりが働きがいを感じながら成長し続ける伴走者であると心得えましょう。そのうえで、上司が身につけ発揮すべき上司力=支援型マネジメントを、5つのステップで押さえていきます【図参照】。

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人材育成の専門家集団(株)FeelWorksグループ創業者。兵庫県生まれ。大阪府立大学、早稲田大学ビジネススクール卒業。リクルートで「リクナビ」「ケイコとマナブ」「就職ジャーナル」などの編集長を経て2008年に「人を大切に育て活かす社会づくりへの貢献」を志に起業。「日本の上司を元気にする」をビジョンに掲げ、独自開発した「上司力研修」「50代からの働き方研修」、eラーニング「新入社員のはたらく心得」などで400社以上を支援している。2011年から青山学院大学兼任講師。2017年に(株)働きがい創造研究所設立。一般社団法人企業研究会 研究協力委員、ウーマンエンパワー賛同企業 審査員なども兼職。著書は『「働きがいあふれる」チームのつくり方』(ベストセラーズ)、『上司の9割は部下の成長に無関心』(PHP研究所)、『年上の部下とうまくつきあう9つのルール』(ダイヤモンド社)、『「仕事を続けられる人」と「仕事を失う人」の習慣』(明日香出版社)、『もう、転職はさせない!一生働きたい職場のつくり方』(実業之日本社)など30冊。最新刊『50歳からの逆転キャリア戦略』(PHP研究所)は、発売2カ月で4刷とベストセラーとなっている。YouTube「FeelWorksチャンネル」で働き方のヒント発信中▶https://www.youtube.com/channel/UCQfltGZFasnuK0BWQA8BSjg/