【STEP①】「相互理解」を深める
支援型マネジメントの第一歩は、部下との間でコミュニケーションに誤解が生まれないように、相互理解に基づく信頼関係の土台を築くことです。そのためには、まず上司が自己理解を深めること。じっくりと内省する時間を設けて、自分に問うてみましょう。自分はこのチームでどのような仕事を実現したいのか。自分が大切にしたい価値や使命は何か。自分はどのような上司でありたいのか。理想の実現のために最善の努力や工夫をしているか…。こうした普段はあまり深く考えることのない本質的なテーマを、コロナ禍で一人の時間を持ちやすい今だからこそ沈思黙考するのです。また、自分が部下をどう思い、どう見られているかも反省してみましょう。部下のことを大切に親身に思っているか、部下の声にきちんと耳を傾けているか、と。
こうした内省を経て自己理解が進んだならば、次に部下との相互理解を深めるための傾聴面談を行いましょう。この機会に、オンラインで1ON1面談に挑戦することをお薦めします。互いの自宅どうしなどリラックスした環境で向き合うと、思いのほか対話がしやすいものです。この面談は業務指示や評価のためではなく、率直な対話と相互理解が目的であることを予め伝えることが大切です。
コメントを残す