【STEP④】「切磋琢磨」を促す
ステップ③までで一定のチームの土台づくりができたことを踏まえ、部下が仕事を通して互いに切磋琢磨し合い、共に学び成長し続けることができる風土づくりに取り組みましょう。そこで、各部下には常に自分の仕事と能力を向上させるためのストレッチ(若干背伸びした)目標を持つように促し、一歩ずつキャリアの階段を上る姿勢を養います。部下の日々の気づきや創意工夫を大切にし、進んで提案しやすい機会と雰囲気をつくります。よいアイデアや提案はチームで共有し直ぐに取り入れましょう。
上司はメンバー間で切磋琢磨しながら働けるように、要所ごとに支援を行います。テレワークの最中でも、定期的にチームのオンライン会議を開き情報交換を図りましょう。自分以外のメンバーも自律的に創意工夫しながら働いている様子に刺激や啓発を受けられるようにして、さらに頑張ろうという意欲を喚起するのです。また、それぞれの仕事は繋がってチームになっているわけですから、違う立場のメンバーからのアドバイスや改善要望などフィードバックもし合えるようにします。
ただでさえジョブ型の働き方に変わっていく中、テレワークや時差出勤などで、チーム内のコミュニケーションがしにくい状況下ですから、放っておくと部下それぞれの仕事がタコツボ化してしまいます。互いに無関心なギスギスした職場にならないよう、上司にはチームをつなぐハブとしての役割が強く求められるようになります。率先して協働を促進する仕組みを作り、部下同士が善い刺激を与えあえるように努めましょう。そして、部下の切磋琢磨による成長や成果は大いに評価し、チーム全体での共有を進めましょう。
部下個々の自己啓発とともに、チームの定例ミーティングでは提案報告会や学習会なども組み入れましょう。部下が仕事の質や生産性の向上に向けて啓発し合いながら、自らの成長とキャリアアップに前向きに取り組めるように、支援をしていきましょう。
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