【STEP⑤】「評価納得」を得る
部下一人ひとりが自走し始め、チームとしても成果が表れ始めた四半期、さらに半期、期末といった節目ごとに、上司は部下と一緒に仕事の結果を振り返り評価を確認します。ここで大切なことは、評価の厳密さや良し悪しよりも、部下が仕事の成果と課題を正しく自覚し、十分に納得した上で、今後につなげる見通しと意欲がもてるように支援することです。
そのためには、最終的な数値などの結果だけを機械的に評定するのではなく、次なる成長につなげるために結果に至る部下の仕事のプロセスを振り返らせることです。仕事の目的に向けて部下が行った挑戦は大いに評価します。目標を達成できなかった点は、いかに見直しや工夫によって挽回し成果に結びつけるか、部下自身の内省と提案を受けて次の行動計画づくりを支援していきましょう。失敗自体を憂いたり批判するのではなく、今後の成長の糧にできることが何より大切です。部下は、上司が自分の試行錯誤の過程や努力を見守り、理解し認めてくれたことで、次期こそ期待に応え成果を出そうと奮起できるのです。
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